クーポンサイトが早くも曲がり角に

カテゴリー: その他


本日の日経朝刊に以下の記事が出ています。
クーポン共同購入サイト、国内市場伸び悩み 利用店舗、リピーター獲得に苦戦も

クーポン共同購入サイトの国内市場が伸び悩んでいる。同サービスが登場した昨年は毎月の売上高が前月の2倍前後と成長が続き、今年6月に過去最高の38億円を売ったがその後は停滞。10月は約28億円に減った。普及が一段落し「リピーター獲得につながりにくい」との理由でクーポンを提供する店舗数が伸びなくなったことが主因だ。


サービス、ビジネスモデル両面で一貫して私はアンチのスタンスで記事を書いてきたのですが、思った以上に失速ペースが早いみたいですね。





リクルートが運営する大手サイトの「ポンパレ」は利用者が減り、売上高の3分の1程度は物販になった。キラメックス(東京・渋谷)が運営する「カウポン」は10月にクーポン共同購入の仕組みを廃止。飲食店やエステなどが独自に割引率を設定した優待券を発行する「サービスチケット販売サイト」に転換した。


今年になって数サイトが譲渡、合併、サービス停止などで市場から撤退していましたが、グルーポンポンパレと言った大手上位は売上を伸ばしているんだろうなあ・・と思ってたので、この記事は少々意外でした。

まあクーポンサイトの場合、参加する店舗は自己判断で契約しているのだし、契約することで業績が上がる店舗は利用すればいいので外野があーだこーだ言う必要はないですね。ただ、間違いなく店舗の価値を下げる施策だと私は思うので店舗サイドは利用しない方がいいと思いますねえ・・

私個人としては、クーポンサイトの逆タウンページなるサービスが欲しいくらいです。
クーポンサイトでクーポンを出しているお店は定価やリストプライスが(個人的に)信用できないのと、クーポン利用のイチゲンさんに荒らされてる気がする(常連が席が取れずに追い出される、売り切れ続出等)ので避けたい・・との心理から、そういうお店が一覧されてるサイトが欲しいとかw

いずれにしても、記事見出しには伸び悩みとありますが明らかに減少ですね。
中堅以下のサイトはどんどんサービス停止に追い込まれている時期だとも思います。
年末商戦でどこまで回復できるかですが、恒例(?)のおせちシーズンでもあり要注意ですw

そしてクーポンサイトが消えいくフェーズに入って、ユーザーと店舗の絆(リピーター)にフォーカスしたいくつかのグルメサイトが出てきたのが如何にも象徴的だなあとも思います。
出稿費とユーザーがクーポンサイトから新しいグルメサイトに移ることを個人的には期待したいなあ。

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2011/12/07(水) 10:44 | trackback(0) | comment(0)











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